ちょっと役に立ちそうでそうでもないサーモンラン

サーモンランに関するオカルト・心霊現象を取り扱っていきます

カタパ片翼派と撃墜派の相容れない関係 | サーモンランのオカルト その4

終わらない内紛

 

すぐにネタが尽きてしまいそうでもない、サーモンランのオカルトに向き合うシリーズ

今回は、カタパは結局撃墜すべきか否か?です

 

 

 

 

 

無限の負け筋

サーモンランにおいて絶っっっっっっっっっ対に決着の付かない論争の1つに

 

「 カタパッドが出現したら片方残す(通称片翼) or 撃墜する 」

 

このうちどちらに属すか また、どちらが正義なのかというものがあります

...サーモンをある程度プレイしている方なら分かるでしょうが、非常にかったるい議題です

 

カタパッドは御存知のとおり数多の善良な労働者を殺してきたので

その被害を少しでも抑えるべく、ユーザーはこの二者択一を迫られることとなります

 

もちろん当てはまらない方もいるでしょうが、おおよそこのような変遷を辿るのでは

 

カタパは面倒だから放置!(我関せず派)

↓ カタパ放置してるとキツくね?

カタパはどんどん倒す!(撃墜派)

↓ 倒しても湧くしキツくね?

カタパは絶対片方残す!(片翼派 or 片翼過激派)

↓ 分岐点

無限の可能性

  

最初は倒さなかった(倒す余裕が無かった)のがどんどん倒すようになり

いつしか片翼という戦法を知り、それを試す程度の人もいれば囚われる人もいる

時を経て、最終的には自分はどの派閥に属するのかを決めなければなりません

 

そして、派閥が別れた後に相容れない彼らは潰し合いをします

救いが無いのはこの際どうでも良くて、そもそもなぜ潰し合うのでしょうか

 

 

彼らの正義

カタパッド片翼派と撃墜派が相容れないのは、そりゃ残すか倒すかなので

双方が同時に成立することがないのももちろんありますが

各派閥はそれぞれの利点・あるいは相手の欠点で譲れない部分があるので対立をします

 

おおよそ各派閥のメリット・デメリットをまとめると

※すべて解説しているとキリが無いのである程度予備知識のある前提で話を進めます

 

🦔 片翼派

【メリット】

・同一オオモノのフィールド沸き上限である3体よりも多く出現することがない

・カタパに割く分の人員・インクなどのリソースを他のオオモノに費やすことができる

・オオモノは出現総数が決まっているので他の寄せやすいオオモノの出現期待値が上がる

・ターゲットが「最も近いプレイヤー」のみに固定され被害予測がしやすくなる

【デメリット】

・序盤~終盤にかけて断続的にミサイルが降るので事故が起こりやすい

・満潮など狭いステージにおいて、カタパ本体やジェットにより物理的な阻害をされる

・カタパの”新規湧き”に気が付くのに遅れを取りやすい

・既に片翼カタパが存在している状況において、終盤の新規カタパ湧きに対応しにくい

・ミサイルによる慢性的な塗り状況の悪化

 

🦔 撃墜派

【メリット】

・直撃やスリップダメージなどミサイル絡みの事故を防ぎやすい

・カタパ本体&ジェット噴射等のダメージソースの除去と、それに伴う行動範囲の増加

・音やリングの出現=新規湧きなので、特に中盤以降の新規カタパ対応への初動が早い

・塗り状況の維持がしやすい

【デメリット】

・同一WAVEで4体以上のカタパッドが出現する可能性がある

・性質上出張による処理が多くなるので、タワーや別方面等の複合湧きで崩れやすい

・他オオモノの出現期待値の低下、出張によるオオモノ停滞で金イクラが遠くなる傾向

・ターゲットが「最も近いプレイヤー+ランダム1人」となり立ち回りへの影響あり

・複数体の新規同時湧きが比較的起こりやすい

 

こんなところでしょうか 似たようなことは多分wikiにも書いてあることでしょう

 

大体双方のメリットとデメリットは対になっています

片翼派は主に納品面での安定を取る傾向にあり

撃墜派は主に環境面(デス状況・塗りなど)での安定を取る傾向にあります

 

普段のプレイにおいて、失敗した理由が時間切れか全滅どちらが多いのか

あるいは自分のプレイスタイルにおける得手不得手から

カバーのしたい方を本能的に選ぶのだと思います

 

結局、カタパッドの片翼と撃墜が相容れないという事実は

討伐安定と納品安定が対になるということであって

これはヘビやバクダンなどの寄せの程度で個人同士で違いが生まれるような

別の問題に繋がってくる事象でもあります

 

 

分かっているのなら

どの議題でもそうですが、どちらか一方の存在を許さない過激派が居ます

そういう人は、自分の流派の利点と相手の流派の欠点しか認識していないので

結果として盲目になってしまいます

 

それぞれの利点と欠点を理解していれば、取るべきはただひとつで

カタパッドの存在を確認するごとに、上記の点を天秤にかけて

片翼を残すか撃墜してしまうかをその場で判断すれば良いだけだと思います

 

一番分かりやすいのは、ポラリス満潮の桟橋方面に出現し

本島に上陸してコンテナ直近に停泊するカタパッドです

f:id:syou2at:20200327105641p:plain

普段のプレイでほとんど片翼残しをしていたとしても

あのカタパが出現して、片翼を残す判断をする方はほぼ居ないでしょう

 

それは何故かというと、片翼のデメリットにおける

・満潮など狭いステージにおいて、カタパ本体やジェットにより物理的な阻害をされる

という点がこの状況ではあまりにウェイトが大きいので

画像のカタパは即座に殲滅されることとなります

 

ここまでの例であれば、判断する意識もないまま知らないうちに

片翼と撃墜を使い分けていたりしますが

これを普段から意識して出来るようになれば、もはや不毛な争いはする必要は

無いのではないかなと思います

 

 

期待値云々のボーダー

ここからは余談なのですが、撃墜派のデメリットで恐らく最も大きい

・同一WAVEで4体以上のカタパッドが出現する可能性がある

という点について

 

それぞれの危険度におけるWAVE毎のオオモノ出現総数は内部で決まっており

(恐らくは)その出現ごとにオオモノ7種の中からランダムで選出されます

 

つまりは、全オオモノx体中にa体のカタパが出現する確率は

(カタパが出る確率)^カタパ数 × (その他が出る確率)^(全オオモノ-カタパ数) × カタパが出現する組み合わせ

= (1/7)^a*(6/7)^(x-a)*xCa

となります もう数学忘れたから間違ってたら許して...

 

また全オオモノ数は、危険度によりWAVE1は9~20の間で変動し

WAVEが進むごとに総数は+2されていきます

 

以上を踏まえたカタパ出現確率と期待値云々は次の表となります

4/28 - 表中のたつじん平均の値を修正しました

 

表1 評価レートとオオモノ総数の相関およびカタパッドの各数における出現率

 

カタパッド出現(%)

たつじん平均

オオモノ総数(体)

0 1 2 3 4 5 6 7 8 9
0 9 24.97 37.46 24.97 9.71 2.43 0.40 0.04 0.00 0.00 0.00
50 10 21.41 35.68 26.76 11.89 3.47 0.69 0.10 0.01 0.00 0.00
100 11 18.35 33.64 28.03 14.02 4.67 1.09 0.18 0.02 0.00 0.00
160 12 15.73 31.45 28.83 16.02 6.01 1.60 0.31 0.04 0.00 0.00
220 13 13.48 29.21 29.21 17.85 7.44 2.23 0.50 0.08 0.01 0.00
270 14 11.55 26.96 29.21 19.47 8.92 2.97 0.74 0.14 0.02 0.00
330 15 9.90 24.76 28.89 20.86 10.43 3.82 1.06 0.23 0.04 0.00
380 16 8.49 22.64 28.30 22.01 11.92 4.77 1.46 0.35 0.07 0.01
440 17 7.28 20.62 27.49 22.91 13.36 5.79 1.93 0.51 0.11 0.02
490 18 6.24 18.71 26.51 23.56 14.73 6.87 2.48 0.71 0.16 0.03
550 19 5.35 16.93 25.39 23.98 15.99 7.99 3.11 0.96 0.24 0.05
600 20 4.58 15.27 24.18 24.18 17.13 9.14 3.81 1.27 0.34 0.08
- 21 3.93 13.75 22.91 24.18 18.14 10.28 4.57 1.63 0.48 0.11
- 22 3.37 12.34 21.60 24.00 19.00 11.40 5.38 2.05 0.64 0.17
- 23 2.89 11.06 20.28 23.66 19.72 12.49 6.24 2.53 0.84 0.23
- 24 2.47 9.89 18.96 23.18 20.28 13.52 7.14 3.06 1.08 0.32

 

表2 評価レートと各WAVEカタパッド3体以下の確率相関および出現期待値

たつじん平均

オオモノ総数

(体)

カタパ ~3体

(%)

カタパ 4体~

(%)

各WAVE

3体以下

(%)

出現期待値

(体)

0 9 97.12 2.88 81.96 1.29
50 10 95.73 4.27 76.82 1.43
100 11 94.03 5.97 71.23 1.57
160 12 92.03 7.97 65.34 1.71
220 13 89.74 10.26 59.30 1.86
270 14 87.19 12.81 53.26 2.00
330 15 84.41 15.59 47.35 2.14
380 16 81.43 18.57 41.67 2.29
440 17 78.29 21.71 36.33 2.43
490 18 75.01 24.99 31.38 2.57
550 19 71.65 28.35 26.86 2.71
600 20 68.22 31.78 22.80 2.86
- 21 64.77 35.23 - 3.00
- 22 61.31 38.69 - 3.14
- 23 57.88 42.12 - 3.29
- 24 54.50 45.50 - 3.43

 

改めてビックリしたのが、危険度MAXに近いレートとなると

同一のオオモノが1WAVEに5体~出てくるのも10%前後とそう珍しくないということで

最終的に3体以下の確率と4体以上の確率はほぼ半々にまで肉薄する結果になりました

 

また全WAVEにおける各カタパ出現数が3体以下になる(4体以上のWAVEが無い)確率は

たつじん330(ノルマ16~)から50%を切ってくるので

この辺りが状況によって都度判断する必要が出てくるラインになるかと思います

 

 

教訓

あとこれは私の1つの判断材料ですが、倒すかどうか迷った時は

仮にちょっと時間が経って同じ場所に新しいカタパッドが湧いたとして

最悪でも片翼にする余裕がありそうか、という部分で行うことがあります

 

オオモノの内訳であったり、塗り状況・納品状況によって

残すか倒すかは最適解が変わってきますが、迷っている時間が一番もったいないので

直感でそういう決断ができるよう場数を踏んで慣れていくしか無いのかなーと

 

結局自分と相反する行動をする人も、その相手は自分の行動に欠点を見出して

判断を下しているという事実があります

そこに気が付き、飲み込めるかどうかで違いが出てくるものだと思います

 

オカルト話のつもりがかなり真面目になってしまった...