ちょっと役に立ちそうでそうでもないサーモンラン

サーモンランに関するオカルト・心霊現象を取り扱っていきます

LACT-450というブキ | サーモンランNWエクステンション その3

Splatoon3の初記事がこれ

 

ブキについて学びを得る、サーモンランエクステンションシリーズ

今回スポットライトが当たるのは、LACT-450です

 

 

 

 

 

はじめに

今までSplatoon2についての記事を書いてきましたが

ネタを思いついたら3のもぼちぼちやっていきますので

今後ともよろしくどうぞ

 

前置き終わり!

 

 

未知との遭遇

サーモン界隈においてSplatoon3の新規ブキについては

結構な期待があったものと思います

 

なんでかって言うと、Splatoon2で初出の

マニューバー類シェルター類

こいつらが強かったからですね ※一部例外☂もあります

 

あとは、こいつはどうよ~と思われていた

オーバーフロッシャーなんかも1弾60ダメで鬼強だったりと

印象に反してサーモンでは強ブキ、というパターンもあり

尚更期待は高まっていきました

 

しかし、蓋を開けてみれば

ストリンガー類ワイパー類、強い部分はありますが

3になって苛烈な環境となったのも相まって

運用がとても難しいブキ群となっていました

 

その中でもこいつ

 

 

お前はサーモンの柱になれんのか

 

 

特徴

スペックから見た他のブキとの比較を行っていきます

まずは一通りおさらいします

 

  ノンチャ 半チャ フルチャ
Dmg 32 50 70
DPS 411.4 333.3 257.1
対シャケ(100)実質DPS 321.4 333.3 183.7
インク消費 1.8% (55発) 2.5% (40発) 4.0% (25発)
全インク消費ダメージ 5280 6000 5250
射程 ライン2.2本分 ライン2.2本分 ライン3.5本分
射撃時ヒト速 0.96 0.76 0.70

 

チャージャー類やスピナー類など、溜めブキというのは

チャージするにつれてダメージ・射程・DPSが上昇するという特徴を

基本的には有しています

 

が、このブキもといストリンガー類というのは例外であり

この常識が通用しません

LACTはダメージ・射程は上昇しますが、DPSは下降します

 

燃費はとても良く、地・壁塗り性能も"射程内は”かなり良好です

DPSに対して全インク消費ダメージが高水準なので

編成における対ヨコヅナのエースとなりうります

 

LACTの塗り性能が高いのは良くも悪くも有名ですが

サーモンにおいて塗り性能は、絶対に腐らない要素なので

大きなアドバンテージは背負っていると言えます

 

粒揃いという表現が当てはまるようなスペックのLACTくんですが

苦手ブキとしている人は結構な数存在しています

 

対人のヘイトでしょうか? 別の何かでしょうか?

このブキの謎は紐解かれるのでしょうか

 

 

DPS関連

トライストリンガーもそうですが、着弾音がヘボなので

実際与えているダメージとダメ感が乖離しやすいです

 

余談ですが、逆パターンはプロモデラー

連射力と着弾音の割に、1弾24ダメでザコシャケ効率がオワだったりと

シューター類で中の上のDPS(360.0)を誇りながら

低火力の印象を持たれることが多いです

 

ともあれ、ノンチャの411.4というDPSは相当なものです

.96(425.0)に肉薄するなんて誰が思うでしょうか

 

その後、チャージするにつれてDPSは下がっていきます

溜め時間の割にはダメージが伸びない

 


となると、トライストリンガーに存在する爆裂弾もなく

射程も増えない、中途半端に集弾する、ヒト速もガッツリ落とされる

半チャの存在は評価しようのないカス...と言いたいところですが

 

半チャのキモはダメージが50という部分にあり

対ザコシャケにおいては討伐最高効率となるという特徴があります

ノンチャは1弾32と、100ダメージ与えるにはかなり非効率

 

対ザコシャケ実質DPS(100ダメージ以上の余剰を除いたDPS)が

ギリギリ上回っているということで、選択の余地が生まれます

 

 

ただ、LACTは塗りの強さも非常に大きな売りなので

DPSがそんなに変わらず、塗りの恩恵を受けやすいノンチャの方が

正直採用率は高いと思われます

 

これも難しいところですが、ラッシュであれば

ザコシャケが半チャでワンパンなので...と思うのですが

塗りの恩恵を受けやすいノンチャの方が以下略

 

フルチャはDPSが300を割り、1弾70ダメとこれまた微妙ですが

単純に射程が伸びるので、目標のオオモノに接近できない状況など

採用場面はまあまああります

 

 

射程関連

ここで、ダメージ数がほしい、射程がほしい、そう思いたくなるオオモノは

ハシラ(ノンチャ・半チャ射程外)・タワー(HP60 x 7)の2体

 

が、そうなるとチャージが溜まると集弾するという特性が

完全に枷となりいまいち噛み合っていません

ハシラは登ってノンチャ...タワーは接近して縦ノンチャ...

 

バクダンは唯一フルチャが活きますね おめでとうございます

 

ノンチャはザコシャケ以下の討伐効率が良くないので

とにかく地上のオオモノを優先したいという場合や

カタパ・雨などで近づけない場合など

周りの状況を無視して討伐する手段としては十分な射程を有しています

 

またLACTの明確な弱点として、弾速がかなり遅いので

射程端の敵に当てにくいというものがあります

 

対人だと大きな痛手となりますが、シャケ相手では予測もしやすく

弾を外す=リーサルとなる場面は対人ほど多くはないので

サーモンランのプレイ中では気になりにくい部分かと思います

 

燃費関連

燃費はすこぶる優秀と言って良いでしょう

 

通常時と比べてほぼ60%の燃費補正がかかっているため

立ち回りの選択肢が多いのも特徴の一つであります

 

ボムを投げた後(70%消費)ですら16回も撃てますから

普段のとおり気を配っていれば、燃費の面で困ることは無いでしょう

 

無限に撃てる気すらしてくるほどですねわっはっは

まあ調子に乗ってるとしっかり死にます

 

 

ここがすごい

制約などはありますが、正直.96並のDPSでこの燃費というのは

それだけでもかなりの価値があります

 

LACTが嫌いという人で、これだけの高火力が出ていると知っているのは

どれほどいるのか気になるところではあります

 

サーモンランNWにおいては、ザコが増えかつ1体の塗り力の上昇や

ダイバーによる塗り、そもそもバクダンやコウモリの討伐遅れなど

塗り状況の悪化があっという間に起こる環境となっているため

塗りブキの価値が2と比べて上がっています

 

少しでも攻められるとダイバーがロクに討伐できないほど

塗りが弱い編成というのは3ではホンッッッッッッッットに悲惨です

 

ダイバーの攻撃においては

 ・ 塗りかえせた→着地まで他の塗りかえしを防く簡易安全地帯に

 ・ 塗りかえせない→範囲がリューイーソーになりインクも時間も無駄に

正のスパイラルor負のスパイラルが最も起こりやすくなります

 

ナワバリなどではヘイトの買っているLACTくんですが

サーモンランではその塗り力で光明を見いだせるかもしれません

 

討伐・塗り・納品はサーモンランの3大要素だと考えています

そのうち塗りは数値化しにくく、またリザルトにも反映されない

貢献できているのか実感の湧きにくい要素ではありますが

アンチにボコされてもめげずに頑張って欲しいですね(サーモンでは)

 

また、冒頭でも書きましたがヨコヅナ適正があります

対ヨコヅナにおいて重要なのは以下

 

 ▶ 単純なDPSの高さ

 ▶ のしかかりから逃げられる程度の機動力

 ▶ 飛び上がりまでもつ程度の射撃時間

 

これらが部分的にでも備わっていると、その編成においては

「対ヨコヅナエース」となり得る可能性があります

 

で、LACTは”のしかかりからの逃げ”が状況によって若干シビアですが

ほぼすべての要件を満たしており

また、討伐に時間のかかるオオモノも存在していることから

(タワー・テッキュウ出張やハシラ処理など)

ヨコヅナの削り役としての適性が高いことが伺えます

 

ヨコヅナ討伐はサーモンランNWにおける

一つのモチベとなる場合が多いかと思われるので

評価が広まれば世論が変わってくるのかもしれません

 

 

ここがだめ

もうお分かりかと思いますが、このブキは火力、塗り両面において

ノンチャが生命線となります

 

フルチャでもノーチラスほどの射程(ライン3.5本)しか無く

ノンチャ(ライン2.2本)を軸に、ボールドやスパッタリー、わかばなどといった

超短射程シューターと同様の立ち回りを求められます

 

ブキの特性上、発射される広角弾をすべて当てるためには

射程端ではなく、もっともっと近づかなければなりません

 

シューターと比べて射撃硬直が長いことや

32ダメージとザコシャケ・コジャケの討伐効率が低いことも相まって

かなりシビアな立ち回りが要求されます

 

もちろん一番フィールドに多く存在するのはこの2トップですから

印象としてキツく感じるのはごもっともであると思われます

ワイパー類と似ていますねこのあたりは

 

また、ここまで全く触れてこなかった重大な欠点があります

それは、射撃の先行入力を受け付けないという点です

 

わかりやすい例では、シェルター類は射撃が終わる前から

早めにもう一回射撃ボタンを押すと、次の射撃が最速で出る仕様があります

この仕様を先行入力がある・先行入力を受け付けるといいます

 

先行入力があるのはフデ、スロッシャー、シェルター、ローラーなど様々

無いのはリールガン、ボトルガイザー、そしてストリンガー...

 

というわけで、LACTはこれがありません

ということは、これまで喋ってきたノンチャの411.4というDPSも

半チャの50.0ダメージでザコシャケ最高討伐効率という話も

60分の1秒の精度で理論値を出し続けた場合、になります

 

おいおいて、しょーもな🤮

 

なので、実践で叩き出せる数字というものは

もう少し下がったものとなるわけです

 

この点では、プレイヤーの操作によってブキの性能が大きく変わる

パブロやボトルガイザーと性質が似ています

これらは連打勝負ですが、LACTはフレーム精度が求められるため

ややテクニック寄りですかね

 

14Fというのは適当に連打するにしては微妙に遅い間隔なので

体に染み込ませないといけないものとなっています

参考までに、BPM240の4分が15Fですので

こちらを聴きながらサーモンをプレイしてはいかがでしょうか

 

 

14FだとBPM257の4分となりますので

理論値を目指す方はこちらを聴きながらサーモンをプレイしてはいかがでしょうか

 

 

cosMoさんの回し者ではありません

 

 

総括

まだ出て日が浅いブキというのもありますが

火力が実は高いということも、真価がノンチャにあることも

ボトルなんかに性質が近いということも、あまり良く知られていません

 

が、それが知られなくても良いことかもしれないフワフワしたブキです

 

ノンチャ、半チャ、フルチャ、それぞれに明確な欠点を持っています

それで、それらは割りと補い合うことができます

 

では、それらを知って互いに補う運用が出来れば

どんな場面にでも対応できる、高スペックブキかと言われたら

絶対にそれはないのです

 

補っても、それがサーモンNWの環境に適合するかと考えると

恐らくわかりやすい部分では現れてこないと思われます

苦手な盤面があり、苦手なオオモノもいる

 

新ブキとして鳴り物入りで、対人ではブイブイ言わせて

どんな華やかな活躍ができるんだ楽しみだな~と

思ったでしょう サーモンで触るまでは

 

このブキの真価は程々のザコ処理、オオモノ処理の速さ(地上に限る)

そしてリザルトに表れない塗りです

 

ボールドやスパッタリーだったりという高火力超短射程シューターが

前作まで程こいつらのワンマンチームにならなくなったのは

ハシラの存在やテッキュウによる遠方出張の増加によるところが大きく

その煽りを同系統であるLACTも受けているというように言えます

 

フルチャであれ、ノンチャであれ、活かそうとすると

サーモンNWのシステムとの齟齬が生まれ、どうにも波に乗れない

LACTはそんなブキです