プライムシューターというブキ ｜ サーモンランエクステンション その2
粘着アンチ無限湧き
ブキについて学びを得る、サーモンランエクステンションシリーズ
今回スポットライトが当たるのは、プライムシューターです
恨みつらみ
プライムシューターは、対人戦はほぼ潜らないので曖昧なのですが
メイン性能アップというギアパワーが登場してから環境トップに君臨し
長らくブイブイ言わせているような、そんなブキです
さぞかし気持ちが良いでしょう
シャケにおいてはあまりに無力です
このため（サーモンランにおいて）アンチがかなり多いブキとなっています
ギアパワーの庇護のもと敵を蹂躙する中、それを失った環境で戦う気分はどうだい？と
ひたすらに煽られ、文句を言われる始末
個人的には対人もやらないので別に恨みを持っているわけでもなく
擁護するほどの思い入れもないのでその点はどうでも良いのですが
末端で働く者として、支給されたブキについて理解を深める必要はあります
労災認定を受けるような事故に巻き込まれたくないのでね...
特徴
スペックから見た他のブキとの比較を行っていきます
まずは一通りおさらいします
| Dmg | 45.0 |
| DPS | 337.5 |
| 対シャケ(100)実質DPS | 250.0 |
| インク消費 | 2.0% (50発) |
| 全インク消費ダメージ | 2250 |
| 射程 | ライン3.4本分 |
| 拡散 | 2.7° |
| ジャンプ撃ち拡散 | 6° |
| 射撃時ヒト速 | 0.55 |
基本的な項目及び利点・欠点となりうるもののみ抜粋していますが
そもそもサーモンランにおけるこのブキの補正は
1発当たりの最大ダメージ(42.0→45.0)、最小ダメージ(21.0→30.0)のみであり
その他すべてのスペックは対人戦で使用されるものと同一となっています
サーモンでの運用を前提とした場合にキツいスペックであるとき
大幅なダメージあるいは燃費のプラス補正が掛けられることも珍しくないので
この補正のされ方を見るに、意図して弱ブキとされているものと思われます
スペックが同一だと対人とサーモンでは立ち位置がこうも変わるんだぞと
そういう象徴として存在しているような感じですね
DPS関連
DPSが低いという印象を持たれがちなプライムくんですが
300台中盤でシューターとしては並、全ブキとしては中の中～上です
なぜ火力が低いという印象を受けるのかというと
1発あたりダメージが45であり、ザコシャケの体力(100)を削るのには
非常に効率の悪い値となっているためです
ザコシャケの討伐効率が悪いがために、DPSも低いのだという錯覚に陥ります
同じ現象の起こるブキとしてプロモデラーMGが挙げられます
(こちらは1発あたり24ダメージ)
プロモデラーは火力が低くて倒せん～と思うことはありませんか？
射程関連
射程は全ブキのなかで中程度ですが、拡散が少ないために
射程端近辺のキルスピードが安定しているという特徴があります
拡散2.7°という数字は、中射程マニューバー類のスライド後
(デュアルスイーパー: 2° ケルビン525: 3°)とほぼ同等であり
精度の高い射撃が必要とされる場面などにおいて
スライドによるところの事故のリスクが無いのがメリットの1つと言えます
また、ジャンプ中の拡散については6°となり
これはシャープマーカー・ボトルガイザー(単発):0°、H3リールガン:1°に次ぐ数字です
一般的なシューター類は12～16°あたりの値となることが多いです
中射程シューターに属するボトルガイザーやH3リールガンは
地上射撃においても拡散値で勝っていますが、言わずもがな操作性に難があるので
単純にどちらが強ブキであるかは状況やプレイスキルに左右されます
燃費関連
擁護する隙を全く与えてくれないほど、極めて劣悪です
| 射撃可能時間 | 全インク消費ダメージ | ||
| ボトルガイザー(単発) | 6.00 | ボトルガイザー(単発) | 2025 |
| プライムシューター | 6.67 | ジェットスイーパー | 2170 |
| .96ガロン | 8.00 | プライムシューター | 2250 |
| ジェットスイーパー | 8.26 | N-ZAP85 | 3276 |
| H3リールガン | 9.60 | H3リールガン | 3300 |
シューター類において例外的な存在であるボトルガイザーを除けば
射撃可能時間はダントツで最下位
全インク消費ダメージもギリギリワースト2位とこいつぁやべぇやという印象です
問題なのはちょっとどころではなくダントツで燃費が悪いということで
その1点のみで評価を決定づけるのに十分なほどの欠点となります
ついでですが、射撃時ヒト速も全シューター中ワースト2位となっています
ワースト1位はアイツです 言わなくてもお分かりだと思います...
燃費が終わり申し上げており、射撃ヒト速が牛の歩みというこの2点が
このブキと付き合っていく上で避けて通れない重要な鍵となります
ここがすごい
プライムくんの評価すべき点は射撃精度の高さにあります
どのような場面でも射程端までの討伐が安定しやすいのが大きな利点です
特筆すべきはジャンプ撃ちの拡散が少ないという点で
地形を利用した立ち回りをすることの多いサーモンランにおいては
絶大なアドバンテージとなりうるものだと感じます
シャケの立ち回りは、とにかく立ち止まらないのが基本であり大事です
段差の上り下りはもちろん、シャケの攻撃をジャンプで回避できたり
敵インクに足を取られないようにジャンプ撃ちをするなど
対人に比べて空中にいる時間がかなり多くなる傾向にあります
射撃ヒト速が遅いことから、イカダッシュ→ジャンプ撃ちといった流れも
射撃と敵からの逃げを両立させるために必須と言って良い動きとなります
ブキによっては、ジャンプ撃ちをすると精度が終わるので(ガロン系やブラスター類など)
地上の安全が確保できていない状態であってもジャンプを我慢せざるを得ません...
ただプライムに関しては、むしろ地の利を得たアグレッシブな動きをすることで
空中射撃精度の良さでの討伐安定を取りつつ、ダメージからの逃げであったり
自身の苦手なザコシャケとの対戦を避けるなどダメージ面・インク面の双方で
生存安定を取ることができます
あとは単純に射程の長さと射撃精度から
安全な位置から遠方の敵を狙うのが可能なのも1つの利点です
特にタワー処理において効果的ですね
地図はwikiより拝借
▷ シェケナダム
・通常
左桟橋 ↔ 中央桟橋 ↔ 右桟橋
左桟橋のタワーに対して、中央桟橋から攻め右桟橋にジャンプして帰る
ついでに干潮タワーもポジション次第では海を挟んで討伐できます
▷ ドン・ブラコ
・通常
正面左奥 ↔ 右桟橋
右桟橋(左下最奥)タワーに対して、本島陸地から射撃して倒す(要ジャンプ)
他にも様々...
突っ込んで帰ってくるだけの殲滅力もキルスピードも持ち合わせていないので
弱点をカバーする意味でも利用しない手は無いかと思います
ここがだめ
このブキは討伐する過程でいかにリソースを節約し
分の悪い戦闘によるインク消費を避けるかという部分が重要です
分が悪い戦闘というのは主に複数のザコシャケとの他対一の戦闘や
テッパンの自己完結処理(スタン→攻撃)、コウモリ直接攻撃といった
HPが高く、射撃時間の取られるオオモノとの戦闘となります
巷ではオオモノ1体を倒すごとに1納品するだけでクリアできるゲームと
噂されることもありますが...
討伐後の金イクラ回収のため、射撃中にオオモノとの間合いを詰めるというのも
周りのザコ湧き次第では避けたほうが良いプレイングとなります
これは射撃ヒト速の遅さも相まって気づかぬうちにザコに詰められる可能性が高いからで
囲まれると1人での打開は厳しくなり負の連鎖に繋がってしまう危険があります
仮にインクが切れた場合、インクロックが特別長いわけではないので
ローラーやブラスター類のように何もできない状態にはなりませんが
少し回復したところで満足な射撃時間は得られないため
インクの切れ目が縁の切れ目と考えて差し支えありません
なのでザコ処理の得意なブキが率先して盤面処理を行う必要がありますが
特に野良においてはそういった連携も難しいでしょうから
出張突撃マンが多いとプライムくんは置いてけぼりにされてしまいます
その場合は座して死を待ちましょう 南無
総括
プライムくんはできる子なのは確かですが、それを活かすか殺すかは
完全に使い手のスキルに依るというのは断言できます
ここで言うスキルは、エイムなどに代表されるキャラコントロールのことではなく
討伐対象の取捨選択や出張判断、その後の逃げも含めたインク管理といった
全体を通した立ち回りの組み立て能力のことを指しています
いきあたりばったりで動き回っていると一瞬で破綻するので
状況を冷静に見られるかどうかというところに懸かっています
キャラコンに自信があり1人で何でもやろうとする人ほど
このブキによってドツボに嵌められるのではないかと個人的に感じます
一応ここがすごい・ここがだめと項目は分けていますが
利点を活かす動きをすると自然と欠点をカバーできる
それぞれが表裏一体なブキだと思います
また、利点欠点ともに分かりやすいブキでもあります
それはその他のスペックが意識せずとも回るくらいのものにまとまっているからで
とにかくインク管理や討伐対象の選別に重点を置くことができると言えます
どの編成においても基本的には仲間との連携が鍵となっており
ザコであればブラスターやローラー、短射程シューターが処理をし
テッパンはプライムが装甲を数発撃ちタゲ取り役となるのがベスト...というように
他人にプライムが渡った際もそういう部分を自らが意識してカバーしてあげると
伸びしろが増えていくでしょう
扱いにくいのは確か わざわざイカッチャなどでは選ぶほどではないですが
こき下ろすほどではないという印象で、編成として支給されれば
立ち回り次第で生存の道もあるのかなと
感じられなくもない気がせんでもない？そんなブキです
